|
質問内容
住宅のツーバイフォー工法とは、簡単に言うとどんなものなのでしょうか。
2009年02月27日
A.回答
簡単に言えるかわかりませんが説明させてください。壁を作ってそれを繋いでいくのが軸組みと違うところです。断面が2インチ×4インチの材木をメインに使い「×かける」を英語で「バイ」と呼ぶので、それでツーバイフォーなんですかね?2x4を204なんて書きます。他に206,208,210,404など規格化された材木を使います。っていうか、基本的にこの規格化された材木しか使いません。この材木のことをディメンションランバーなんて言うらしいです。この204のディメンションランバーを縦2.4m、幅はいろいろな長さで枠をつくるんです。このとき枠にも名前が付いている。四角の上が上枠、下が下枠、そして縦に入っているのが竪枠(たてわく)です。竪枠は455mmピッチで入れていきます。この枠に構造用合板という厚さ9mmの板を全面に張っていきます。張り方にもちゃんと決まりがあります。構造用合板とはベニヤ(プライという)が3枚接着剤で張り合わされたものです。これも規格品です。このように作られた壁をパネルなんていうんですね。昔は現場組んでいたらしいですが、今はプレカット工場でパネルを作ってきて、現場で組み立てます。壁と壁は上枠の上に「頭つなぎ」というこれも204のランバーを渡してつないでいきます。こうして壁パネルをぽこぽこ立ててつないでいくのがツーバイフォー工法です。建てる順番は、まず、土台の上に床を作る。その上に1階の壁を立てる。そして2回の床をつくる。そして2階の壁。で、最後に屋根。こうやって、床→壁→床→壁という順番でつくるので1階と2階の壁はセパレートされています。軸組みは通し柱が土台から軒桁までつながっていますが、ツーバイはつながっていません。つながっているバルーンフレーミングという工法もあるが、今の主流ではないです。バルーンフレーミングはどちらかというと軸組みの建て方に似ていると思います。床の上に壁が立つこの工法をプラットフォーム工法といいます。これが大きな特徴のひとつです。床剛性に優れていて地震に強い「剛」なつくりです。軸組みは床が柱を建てた後に柱のあいだに根太を渡して床を張る張るので剛性にとぼしい。このため火打ちなどを使って剛性を高めています。最近の軸組みでは、火打ちや筋交いを使わずに、柱や根太に構造用合板を張って、まるでツーバイフォーのように面構造にする工法もあるそうですね。よく知りませんが、ツーバーフォーは元々構造用合板を張るので、ハナから剛性が保たれた構造といえるしょう。剛性が保たれているゆえに、軸組みのように揺れを吸収する制震構造にはなっていないため、地震のときに揺れをまったく吸収せずに屋内は地面と同周期でがんがん揺れます。揺れてもへこたれないぜ!というソリッドなつくりが特徴です。そもそも制震技術というは成熟した技術ではないので、日本の現在の家作りの主流は耐震構造です。204のスタッドを使っているため壁の厚さが4インチあり、筋交いも入っていないので中がガランドウの空洞です。通常はこの空洞いっぱいにグラスウール断熱材をぎゅーぎゅーに詰め込みます。そして室内の湿気が壁内の入り込まないように(内部結露対策)室内側に厚さ0.2mmの分厚いビニールシートを全面に張り巡らします。このビニールによって湿気をシャットアウトすると同時に、家の気密もとることが出来ます。さあ、高気密高断熱住宅の完成です。ツーバイフォーはまさに高気密高断熱住宅作りに適した工法なんですね。プラットフォーム工法は断熱でも非常に重要な役割を果たしています。いわゆる気流止めとかファイヤーストップと呼ばれるものです。ここでは説明は省略しますが、軸組みではそのままでは気流止めがなされないので別途工夫が必要です。必要にも関わらずやられていない場合が多いので、断熱が効かない家が多く存在するとききます。ツーバイでは気流止めのために特別なことをする必要はありません。壁と床下の間に床が挟まっているので気流止めになっているからです。ツーバイフォーを理解するためには是非「床剛性」と「気流止め」という特徴を抑えてください。
用語検索:ツーバイフォー工法
モバ辞典に掲載されているツーバイフォー工法(用語)を探せます。
|