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質問内容
夏暑く、冬寒い、こんな土地での家の新築に高気密高断熱は向いていますか?「西向きで西日があたって夏は非常に暑い」「海に面しているので冬は冷たい暴風が吹き付け非常に寒い」というような悪条件でも夏は涼しく冬は暖かい家に近付けたいと思います。Q:寒さ対策として高気密高断熱がいいのかなと思うのですが、 一条工務店やハイム、SW工法など「Q値1前後」の家にすると 西日で夏は暑くなるでしょうか? 積水ハウスやダイワハウスなどの「Q値2〜」ぐらいの断熱にして 夏も冬もそこそこの断熱の方がかえって良いのでしょうか?御意見をお聞かせください。また同じような環境でお住まいの方がいればどういう家にしているかを教えてください。
2010年04月14日
A.回答
> 夏暑く、冬寒い、こんな土地での家の新築に高気密高断熱は向いていますか?先に結論を言ってしまえば、昼夜通しての快適性や、厳冬期での暖かさ、また、夏はエアコンで冷房することを考えれば、快適性の面からみても経済性の面からみても、断熱と気密が良いに越したことはありません。長野などの高原や北海道を除けば、日本中どこでも夏は暑いし、冬は寒いものです。もっと言えば、日本の夏は暑いことが問題なのではなく、多湿であることが大問題。なので、快適性を重視するならばそのための対策=すなわち除湿がキーポイントとなってきます。窓を開けて通風すればいいという単純なものではない場合が多い。実際都心部の熱帯夜などは窓を開けたところでk快適に寝られるもんでもないですしね。まず、高気密高断熱仕様では「夏は熱がこもって暑い」という人がよくいるんですが、高高住宅とそうでない住宅の比較では、例えば屋根に断熱が甘い住宅の二階では、室内温度が軽く40℃となり、昼寝なんてできたもんではありません。高高住宅ではさすがにそういうことがない。ただ、暑くないかといえばそんなわけなくて、無冷房ならば室温は30℃はいきますし、室内の絶対湿度は外気と同じなのでジメジメしており、エアコンかけなきゃ暑いと感じるわけです。さらに、このように昼間にあがってしまった室内温度ですけど、夜になって外気温が下がると、断熱不足の家ではそれなりに室内温度も下がってくれますが、高高住宅ではこれがなかなか下がりません。例えば夜間に外気温が25℃ぐらいのすごしやすい温度になっても、室温が28℃以下にならないということは高高ではよくあります。この理由は、高高では壁厚が厚く、壁内に断熱材が詰まっているので、家の熱容量が(中途半端に)大きいからです。RC住宅のように木造よりもはるかに大きい熱容量を持っていれば昼間でも室内の冷気が加熱されなくていいんですけど(ビルとか地下室が涼しい理由)、木造だと高高といえどもそこまで熱容量が大きくないので、時定数が数時間ぐらいのいい具合になって、高温側で一定値になってしまう、というのが私の印象です。木造でも、もっともっと熱容量をあげることができれば室内温度がさらに一定になってよいのかもしれません。このように、熱容量の大きいRC住宅ですが、こいつは断熱性能がお粗末なのが定番。RCでも外断熱にして断熱性能を上げれば、非常に快適になると思います。お住まいがどこかわかりませんけど、関東以西ならばQ1あれば十分でしょう。Q=2程度ですと、普通の家よりはマシですが、断熱不足の感は否めないかなぁ。例えば冬場の玄関やトイレはリビングよりも5℃以上は温度が低い(5℃低いと体感上は相当違います)ので、不快さと付き合っていくのは避けられませんし、間違っても吹き抜けなどをやってしまうと、冬に部屋がなかなか暖まらないということになってしまいます。どの程度のQ値ならばOKかってのは難しい問題ですけど、Q2だともの足りない気がしますね。私は、関東以西といえども、断熱性能は最低でもR2000仕様のQ1.4は必要だと思っています。ただ、断熱性能を上げても無冷房で快適ってわけにはならないので、ご指摘のとおり、西日対策で西側の窓を小さくするなどはしたほうがいい。また、真夏の快適性を追及するならば、エアコンには再熱除湿の機能がついているものを強くお勧めします。冒頭で触れたように、夏に快適にするためは温度ではなく湿度管理が超重要です。室内が28℃以上あっても、十分に低湿ならば心地よく、むしろ低温のほうが不快であることはオフィスの冷房病などでご経験済みだと思います。再熱除湿はこの冷房病を解決してくれます。回答者の中で高高住宅は、外気が気持ちのいい日があっても窓を開けてはダメと言っている人がいますけど、そんなことありません。真夏でも奇跡的に低湿でさわやかな日というのは東京でも年に数日あり、そういうときはエアコンを止めて積極的に窓を開けるべきでしょう。そのほうが電気代もかかりませんし。ただ、そういう日は少ないですけどね。高高住宅では気密が高いので換気システムも重要です。汚れた空気をトイレや風呂場から排気し、新鮮空気を人が常時いるリビングなどに供給するような工夫が必要です。そうすることで、室内の二酸化炭素濃度が常に低く保たれて、また、給気にフィルターなどを使えば花粉やホコリ、虫の侵入も防げます。だから、窓を開ける必要性が極めて低くなるというのも事実です。室内の二酸化炭素濃度が低いというのはとても快適。よく灯油ストーブなどで暖房すると空気が汚れて息苦しい感覚ってあるでしょう?で、窓を開けて換気するとさわやかだけどめちゃくちゃ寒いみたいな。あれですよ。高高住宅では室温が高いのに息苦しさがまったくなく、とてもさわやかな印象です。このへんが健康住宅と言われる所以だと思います。
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