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質問内容
木造で家を新築したいんですがどこのハウスメーカーが良いですか?候補で住友林業、一条工務店、積水ハウスなど考えてます。それぞれ一長一短があると思いますがどうですかプロの目から見てどこの木造メーカーがよいですか?木造なのでシロアリ対策などまた木のことでも一条だとムク材を強くうたっているし積水や住友林業など良い集合材を使っているのでムク材より強度があると言われました。一条や積水のカタログなどは、すごく構造や耐震や気密、断熱など安全性能などくわしく強調しているので良いイメージをもちました。住友林業のカタログは、確かに構造や安全機能もうたってますがページの後ろのほうであまり強超してないように感じてます。しかし住友林業など古くからの木造建築メーカーですし国内の大きな社有林もあるし材量が良いのかなあ?とも感じてます。大工さんや設計士さんなど住宅建築にたずさわるプロのかたからみてどこのメーカーの造りがおすすめですか?
2009年08月22日
A.回答
ムク材より集製材のほうが強度があるというのは、果たして信用できるデータなのでしょうか。木には耐久性も強度も弱く白っぽく見える辺材があります。同じ樹種の辺材同士であれば、集成材のほうが強く作れる可能性がありますが、ホワイトウッドやスプルースを使用した集成材であれば、スギやヒノキの芯材を使用したムクのはるかに強度が落ちてしまいます。ヒノキの集成材と言っても、芯のある部分をヒノキの柱として取り、残った廃棄される辺材を集めたものがほとんどです。辺材ヒノキの集製材より、芯のある部分のヒノキムク材のほうが、強度は約9倍、耐久性ははるかに伸びます。阪神大震災で倒壊した建物の7割以上が、築30年以上だったという東京大学の調査もあったので、初期強度よりもはるかに大事なのは耐久性です。ムク材よりも、集製材が強度があるというデータは、どのような樹種、どのような木材を使用しての比較なのか、各社に問い合わせてみてください。ムク材を使用している会社と、集成材を使用している会社の柱を見比べて、どちらが色が濃くて年輪のつまったものを使用しているか、比較してみてください。住友林業は、国内の大きな社有林を持っていますが、自社工場を持っていません。社有林からよい木材を取ってきて使用するのなら、それこそ集製材を使用する必要はないでしょう。社有林の木材はほとんど使用していないと思います。住友林業と一条工務店は国産材の使用量が多いということで、林野庁主導による第1回「木づかい運動」顕彰を受賞していますが、林野庁発表の使用木材量を棟数で割ると(1棟あたりの国産材使用量)一条工務店のほうが多い使用量でした。住友林業の現場では、柱にも梁にも外材を使用している現場がほとんどです。社有林をたくさん持っているというのは、あくまでイメージ戦略。住友林業は木材輸入商社としてもとても大手なので、外材を含めて原価の安いものを選ぶことが可能です。実際の建物の耐震性や耐久性を数値で比較した情報が出ていないことから、決して良材ではないのでは?耐震性より重要なことがあります。家の中で亡くなる方の原因で一番多いのは、冬場の室内温度差による脳梗塞、心筋梗塞などの病気です。年間500名の方が亡くなっていますが、ほとんどが冬場、トイレやお風呂内で倒れて救出されるのが遅くなってしまった事例です。冬の暖房方法と、断熱気密方法がとても大切です。お風呂、洗面所、トイレも暖房がされている北海道は、沖縄についで脳梗塞、心筋梗塞が少ないのです。北海道と同じような建物を作ることが耐震性以上に大切だといえます。断熱性能はQ値。気密性能はC値。それぞれ小さい数字のほうが性能がいいです。断熱性がよく、計画的な換気ができる住まいでは、入居後の生活が快適になるのはもちろん、光熱費を少なくすることにもつながります。そのあたりも各社、比較してみてください。
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