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質問内容
ミサワホームで家を建てることを検討しています。木質パネル工法とツーバイフォー工法のどちらにするべきかなやんでいます。ミサワの人は「ツーバイフォーでも十分丈夫です」といいますが本当でしょうか?資金面で木質パネル工法にするかツーバーフォーにするか悩んでいます。木質パネル工法だと、300から400万円ほど余計にかかる分かなり丈夫で保証も良いとのこと。ただ、資金的に厳しく、ツーバイフォーでの建築を検討しています。「ツーバイフォーで建てるくらいなら建てないほうがまし!!」なんてことはないでしょうか?専門的な知識を持っているかたがいたら教えてください!大至急!!!!!!!!
2009年04月09日
A.回答
木質パネル工法というものの詳細をよく知らないのですが、細かい違いはあるにしてもお手本となっているのはツーバイフォーで、構造用合板による壁で耐震性を向上させている点では原理はまったく同じでしょう。驚いたのは両者の価格差が数百万円もあることです。なんでそういう価格差がでるんでしょうね?ツーバイフォーというのは北米で開発された工法で、大昔は壁を現地で作り、それを起こして家を組み立てていたそうですが、現在では壁パネルは工場生産が主流で、出来上がった壁パネルをトラックで現地に搬入し、クレーンで吊り上げて、土台の上の床→1階の壁→2階の床→2階の壁→小屋組み、という順番で躯体を建てていきます。そういう意味では木質パネルと同様に工場生産なんです。ただ、webを調べた限りの想像ですが、ツーバイフォーでは工場での生産が壁パネルや床根太、小屋組みだけで、せいぜい根太に配線用の穴や先張りシート(壁の重なり部で先に気密シートを挟んでおく)ぐらいまでしか作っていませんが、木質パネルでは工場で断熱材の施工や建具など、かなりの部分を作ってしまって、現地では本当に組み立てるだけ(造作が少ない)としているところが特徴なのかも。ツーバイでもメーカーによっては、工場で壁パネルに断熱材を充填して運んでくるところもあります。そう考えるとなんで価格差が大きく出てしまうのかが良くわかりませんね。むしろ木質パネルのほうが工場生産工程を増やすことで合理化されて、コストが安く抑えられる気がするのですが、現実は反対なんですね。ツーバイフォーのとても大きな特徴に、工法がオープンで仕様が定まっているということが挙げられます。ツーバイフォーで作るからには最低でもこれだけのことは守って作りなさいということが、公庫「枠組壁工法住宅共通仕様書」などのオープンな教科書に示されており、釘の打ち方までの細かいことを必ず守らないといけない。しかもこの工法を取り入れるのにロイヤリティーなどは発生しない(オープンである)というところがとても良いところで、広く普及した原因でもあると思います。木造軸組(いわゆる在来工法)もそういう意味ではオープンです。しかし、その仕様は様々であり、軸組みで建てるからには最低でもこれだけは守れ、というルールが建築基準法しかなく、これは要求仕様が極めて低いです。たとえば地震対策を考えても、建築基準法ギリギリの軸組工法は必ずしも安全とはいえないケースがあります。建築基準法で定められている壁量の規定というのはあいまいな部分が多く、建物の形状による壁量の割増も法律上必要ありません。その点ツーバイフォーは仕様作成時に構造の裏付けをとった工学的判断があり、誰が設計・施工しても安全になるように仕様そのものが配慮されています。たとえば、この質問の他の回答者さんにもあるように、軸組工法と比較して「壁構造は自由に間取りを考えられませんし、後々のリフォームもしにくいです。」というセリフは良く聞くところですが、これは全くのデタラメです。事実は、ツーバイの方が要求仕様が厳しいというだけにすぎない。こんなことを言っている人は、耐力壁の配置ルールについて、建築基準法止まりの知識しかない人でしょう。構造用合板を使わずに筋交いを使う旧来の設計方法では、ツーバイフォー工法と同程度の耐震性を持たせようとすると、細かな間隔で壁を入れなくてはいけなくなり、逆に間取りの自由度がなくなってしまいます。軸組みでも耐震性を上げ間取りの自由度を取るにはパネル化することが合理的です。勉強している設計者・業者さんほど、筋かいを止めて合板のような面材にしています。木質パネルもそのひとつなんじゃないかと思います。壁工法が「信仰」なんてあまりに事実を知らない意見で、木造の研究に科学のメスを入れたのがツーバイであり、遅れをとっていた軸組みでも阪神大震災をきっかけに大学や企業での研究が大きく進んでいます。昔ながらの木造は金物もないし、大工さんの感に頼るところが大きく、非常に経験的だったんですね。「強度にかんしては、昔ながらの家の建て方で充分」と信じる(信じたい?)のはご自由ですけどね~。ホールダウン金物も使わずにホゾ穴にせいぜい込み栓でもするんでしょうか。なんだかな。話がややそれましたが、このようなわけでツーバイフォーの耐震性の高さには十分な裏づけがあり、工法仕様がオープンで余計なコストがかからないという意味でもお勧めと思います。ミサワのことは良く知らないのでアドバイスになってないかもしれず、申し訳ございません。
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