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質問内容
壁は透湿性のほうが良いのでしょうか?非透質の方が良いのでしょうか?セルロースファイバーを使用したZ工法なるものがあって、その中に、湿度を遮るから結露する。防湿フィルムを張っても、その内側か外側で必ず結露する。通気層などでは十分な対応ができない。あなたは湿度を透過しない下着を着るんですか?・・・・という書物があります。(有名な本かと思いますが・・・・)合板やタイル外壁、モルタル、ビニルクロスも透湿しないので不可。そとん壁や石膏ボード、しっくいなどは良いけど、土壁は熱抵抗が低いので不可。セルロースファイバー万歳・・・という感じの本です。透湿性フィルムを使用しているのは、大手ハウスメーカーでは、住友林業くらい??かと思いました。そう思って見てみると、住友林業は合板を使用せず、斜めに間伐材を張って通気できるようになっていますね。一方 セキスイハイムやセキスイハウスは、防湿シートを使用しています。壁は通湿させるべきなんでしょうか? させないべきなんでしょうか?
2010年03月07日
A.回答
高気密高断熱を採用するのか、どんな断熱材を選ぶのかによって、壁体内換気の方法は変わり、シートの種類が変わります。現在のハウスメーカーは、高気密高断熱化を進めることで、省エネ+住み心地がいい家(冬に暖かい家)を建てる方向になっています。一般的な高気密高断熱住宅では、気密シートを貼り、気密コンセントを使用し、室内側に空気の出入りしない壁面を作ります。室内の空気を24時間換気で入れ替えることによって、湿度がこもらないようにしています。逆に冬場には、暖められた空気は湿度が下がるので、加湿を考えなければならないようになりがちです。一方、断熱材が湿気を帯びて垂れさがったり、壁体内の木材が腐ったりしないように、外壁側に壁体内通気層を設けることで、壁体内湿度を上がらないようにしています。グラスウールやロックウールには、湿度がこもらないように外壁側に透湿フィルムが張ってあり、これを通気層に面することにより、壁体内結露を防ぎます。一条工務店やFPのように、高気密高断熱でも湿気や水分を含まない断熱材を使用している会社もあります。いずれも、壁体内を冷蔵庫に使われるプラスチック系断熱材で充填し、外壁側で気密を取り、外壁と柱の間に気密層を作る方法です。これは、真夏の冷凍庫では、温度差が激しいにもかかわらず、外側に結露が起こらないのと同じ考え方。柱を含めた壁体内の木材は、暖房によって湿度が下がった室内のおかげで乾燥状態を保ちます。木材が持つ調湿作用によって、室内の湿度が下がりすぎないようになります。通常のコンセントでも、気密性が落ちることはなくなります。こうした建物では、透湿フィルムも防湿フィルムも貼ることはなく、外壁面にはめ込むパネル自体が気密層かつ耐力壁になります。現場の施工レベルや管理方法にかかわらず、同等の気密性、断熱性、通気性を確保することができます。我が家は、プラスチック系断熱材の建物ですが、24時間換気を動かしている間には結露が発生することはなく、おふろも1時間以内には靴下で入れるぐらい乾いており、ガビ取りクリーナーは不要です。押し入れの中も暖まっており、服もふとんも冷たくなく、ふかふかです。湿度が下がりすぎると、就寝中にのどが痛くなることがあるので、冬場には湿度と温度が外部に逃げないように、おふろの換気扇はまわさず、キッチンでも焼き物がなければ、換気扇を回していないことが多いです。家全体で必要量の24時間換気がされていて、2時間で家の中の空気はすべて入れ替わります。理由は分かりませんが、大手ハウスメーカーの中で住友林業だけは、高気密高断熱化を進めている印象がないですね。個人的には、国内だけで年間500名の死者を出す、宅内でのヒートショックを防ぐために、建物の高気密高断熱化は重要なポイントだと思っています。つまり、透湿させるのかどうかは、壁の構造や断熱材の種類によるということです。
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